女流棋士という概念は差別なのか

結構前に、とある医学部の入学試験で男子を優先的に入学させるという不正があったって話題になってた。根強い女性差別がうんたらかんたらーみたいな感じでね。
まあ、それに関してはよくないと思う。本人たちが知らないうちに点数を上げ下げされてたら嫌だろう。でも、「点数を優先的に与える」こと自体が差別にあたるのかは難しい問題だと思う。

女流棋士」というのが何か分かるだろうか。簡単に言うと、女性の将棋を指す人って意味。実はいわゆる「プロ棋士」というものは男女どちらでもなることが出来るんだけど、完全な実力主義で女性がなることは非常に難しい世界なんだよね。今のところ、地獄の3段リーグを勝ち抜けてプロになった女性は一人も居ない。

それに対する救済措置として、女流棋士という枠組みがあって、女性は基本的にそのなかで戦っている。当たり前だけど、プロ棋士になるよりは易しいわけだ。そこでプロになれば、聞き手の仕事や対局料でお金を稼ぐことが出来る。
女流棋士がある理由としては、聞き手としての適性が高いとか、華があるとか、男女いた方が指す人増えるとか色々考えられる。

ここで医学部に話を戻すと、男性のほうが点数をもらえるのが差別にあたるっていうのも、一概には言えない気がするんだよね。体力や離職率の面で男性のほうが優位だった場合、要は医者としての適性がある場合、国としては男性にやはり医者になってほしいんじゃないかな。
聞き手としての適性があるから女流棋士になれるのと概念としては大きく違わないと思う。
何でもかんでも差別って言う前に考えるのって大事だと思った。
思い付きで書いたから相当ガバガバだと思うけど、そんなところです。