なろう原作のアニメって…

1話だけくそ面白くてだんだん尻すぼみになってくパターン多すぎない?もちろんリゼロとかこのすばとかのずっと面白いやつもあるけど、基本的にはつまらなくなっていくんだよね。その理由を勝手に憶測してみる。

①素人だから?
小説家になろうって誰でも投稿出来るしね。最初はみんな素人と考えていいかもしれない。編集者とかもつかないから構成も練りづらいだろうし。
物語をうまくまとめるのが難しいのかもね。

小説家になろうの特性が関係している?
書きたかったのはこっちのほう。小説家になろうのサイトのシステムとか文化的なものが作用してるのでもないかという説。

なろう原作のアニメのタイトルの長さから分かるように、小説家になろうというサイトではタイトルは一番大事と言っても過言ではない要素。誰でも投稿出来るのだから、そのなかで目立つだけでも一苦労なのだ。YouTubeで言うサムネみたいなもので、悪く言えば如何にタイトルで釣るかという勝負になっている。

とはいっても、タイトルと本文が解離していては読者は離れていく。ゆえに、如何にタイトルにしたら面白い設定を考えるか?ということが、なろうで人気になるには最も重要なことなのだ。

ここまで来たらもうお分かりと思うが、面白い設定を説明し回収する1話だけが面白くて、その後尻すぼみになってしまうのは自然の摂理。なろう系の宿命なのかもしれない。最後まで読んでくれた方に、最後まで見れなかったアニメのレビューを置いておこう。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』
まず設定が面白い。乙女ゲームの悪役令嬢側に転生してしまったことが判明していくところや、フラグの回避方法を一生懸命画策するところは非常に面白かった。テンポもよくて、作画もよくて、OPもよかった。
しかし、いざ乙女ゲームの舞台の魔法学園に入学すると、ただの(逆)ハーレム系日常アニメになってしまう。最初のほうの面白さはほとんど破滅していて、主人公を取り合ったり、新たなキャラを攻略したりのエピソードが延々と続く。ダンジョンに入ったところで面白さは迷宮入りし、本の中に入ったところでページを閉じた。

『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』
メイプルとサリーがナチュラルにかわいくて推せる。戦闘シーンが無駄にかっこよくて、それだけで価値があるレベル。設定が色々とご都合主義なところはあるが、面白かったら許せるレベルかな…
と思っていたが、別に面白くならない。
そもそも防御力に極振りとか言っておきながら毒攻撃が使えたり、乗り物乗れたり、ほとんど欠点がなくなってるし、仲間も無駄に増えすぎてどんどん無敵状態になっていく。
システムの穴をついてトンでも攻略しちゃいました!が売りのはず(認識が間違っていなければ)なのに、ただ単に強いキャラ集まった最強ギルドっていう。


長いのは嫌なのでこのへんで終わりにしたいと思います。