『かくしごと』『盾の勇者の成り上がり』感想

かくしごと
まごう事なき神アニメ。笑って泣けるとはこういうことかと思わせてくれる素晴らしい作品。
娘にバレないように漫画家の仕事をしている主人公の日常を描く作品なのだが、その設定を見事に活かした展開のオンパレードで、見ていて全く飽きない。
コメディとして面白いのに、そこに漫画家ならではの苦悩、父の想いの切なさも感じられてとっても感情がくすぐられる。
そうして積み上げられた思い出のすべてが、最終話で集約されてとてつもない感動を生み出す。
とっても好きな作品でした。

盾の勇者の成り上がり
なろう系アニメにしては珍しい、絶望的な立ち上がり。魅力的な仲間や、戦闘シーンなどは素晴らしく、特に最終話近くの戦闘は見ごたえがあり良かった。仲間となった亜人のラフタリア、フィロリアル(鳥)のフィーロ、第二王女のメルティ、個性的で魅力のあるパーティだ。
だが、それに比べ敵キャラの絶望的な魅力のなさ。
まずほとんど話が通じない。全員が敵で、全員が騙されているアホしか居ない。同時に召還された勇者とかなしに、世界を旅する話のほうが良かったレベル。
ようやく話の通じる教皇とかいうボスが出てきたのに、勇者同士のしょうもない会話と、呪いの盾なんて使っちゃダメ!みたいなしょうもない展開で無限に間延びするので全くおもしろくない。
まともな敵が出てくるのは24話からなので、大体話がわかったらそこまで飛ばして見てください。